筆談の落とし穴 vol.107 ~「走紅」=「人気が出る」~

王「山本さん、Energyってグループ知ってます? キャリアは長いけど、今年再ブレイクしたんですよ~『Energy重新走紅』っと書き書き」

山本「「お~知ってるぞ! 確か金曜日がなんとかって曲がめちゃくちゃヒットしたんだよな。で、『紅を走る』って赤信号無視したのが目撃されて、叩かれてるってことか?」

山本「信号無視はいかんな。しかし昨今はちょっと有名になると、こんな小さなネタも命取りになる時代だからなあ…王くんもいつどこで誰が見てるかわからんし、気を付けろよ」

王
「あれ、もしかして説教されてる? 仕事中にちょっと雑談をしただけなのに、まずかったかな。やっぱり日本ではこういうのもビジネスマナー違反なのかなあ」

説明しよう!

 「走紅」とは「人気が出る、ブレイクする」という意味の中国語である。「紅」自体が「人気がある」ことを指すし、赤は縁起がいい、慶事に用いられる色なのだ。「走紅毯」が「レッドカーペットを歩く」という意味なので、そこから連想するとわかりやすいかもしれない。

 今回の会話で、王くんは最近大ブレイクしている男性ダンスボーカルグループの話題を振ってみたのだが、山本さんは彼らが信号無視でネット上で叩かれていると勘違いしたようだ。確かに、数名のメンバーが最近兵役逃れでニュースになっていたから、それとごっちゃになっているのかもしれない。王くん、まずは山本さんに「紅」の意味から教えてあげて、それからEnergyが再ブレイクするきっかけになったヒット曲『星期五晩上』を一緒に歌うといい。だがくれぐれもダンスに挑戦しないようにな!

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