筆談の落とし穴 vol.9 ~「石頭」は石をも穿つ?~

説明しよう!

「石頭」は中国語で「石、石コロ」という意味である! 「頭」は、名詞の接尾語として用いられる漢字で、この場合は単に名詞形を表すだけで特に意味を持たない。同じく中国語の「木頭」や「舌頭」もそれぞれ、「木」、「舌」を意味する。

会話中、山本さんは王くんの頭があまりにも硬いのでぶつけても何ともなかったと思い、王くんの頭を「石頭(いしあたま)」と古典的に表現しただけだった。しかし一方の王くんはそれを「石のようなタンコブ」と受け取り、実際に腫れてきたことで山本さんの先見の明にビックリしたのだ。王くん、山本さんは預言者でも何でもないぞ。

山本さん! 王くんの頭も普通の硬さだから、頭でレンガやビール瓶を割るビックリ人間企画なんかに参加させないように! さもないと、王くんが病院送りになってしまうぞ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台北・中山南京エリアに今春オープンした「和十SHABU しゃぶしゃぶ・火鍋店」では、10月3日(金)…
  2. 9月20日(土)から配信を開始した番組「中文怪物」が、完成度の高さと内容のおもしろさで関心を集めてい…
  3. 台北市衛生局は9月22日(月)、今年の中秋節に向けた食品検査の結果を公表、計5点の商品に違反が確認さ…
PAGE TOP