筆談の落とし穴 vol.117~「角色」=「登場人物」~

「昨日、自宅でこの映画を観たんですけど、ヒロインの女性がキレイだったんですよ。『這部電影里的女主角很漂亮』っと書き書き」

山本「おっ電影は映画のことだな。オレも知ってるぞ。しかし女の主の角ってのは…主人の角、つまり夫の…角みたいに生えてるアレのことか?」

山本「しかしそれが『漂亮』っていうのは一体どういうことなんだ。今時の若いモンの価値観はさっぱりわからない。やれやれ、なんと返したらいいもんかな」

「なんだなんだ、浮かない顔になっちゃったぞ。この女優は山本さんの好みじゃなかったのかなあ。ハア、まったく気難しい上司だよ」

説明しよう!

「主角zhu3jiao3」は「主人公」のことを指す中国語である。「角色jiao3se4」で「役柄、配役」、「配角pei4jiao3」なら「脇役、共演者」となる。

 今回の王くんは、映画に登場する女優さんが美しかった、と言う話を山本さんに共有したかったのだが、山本さんは「主角」を「主の角」、転じて「主人の角」、主人とは女性の夫で、角とはその両足の間から生えているブツ…と連想ゲームのような勘違いをしてしまった。またしても「これくらいなら通じるかな? 」という王くんの読みが外れたわけだ。しかも、今回は伝わらなかっただけでなく、山本さんは王くん世代の若い人たちのことを変態のように思ってしまっているから、早いところで誤解を解いた方がいいぞ。

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