【トリビア~ン台湾】Vol.141 日本式建築

ひさしぶりに日本に帰国したのですが、東京駅の建物ってなんだか台湾の総統府にすごく似ている気がしました。どちらかが影響を受けたものなんでしょうか。

よく気づかれましたね! 総統府の建物は、実は日本の建築家・辰野金吾氏による〝辰野派〟と呼ばれる建築様式で、この時代の建物によく見られるんです。

<解説>

 赤レンガに白い横縞の入ったデザインは、辰野金吾氏の建築に特徴的な要素です。辰野氏は東京駅のほか、日本銀行の本店や各都市の支店、第一銀行本店、岩手銀行本店、海外は韓国・ソウルの朝鮮銀行本店などを手掛けた大正時代の有名な建築家です。

 台湾の総統府を設計したのは、森山松之助氏や近藤十郎氏といった辰野氏のお弟子さん。ほかに台大医院や西門町の紅樓、台中駅なども当時流行していたこのタイプの様式が多く使われています。

日本統治時代の特徴的な様式

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 6/8 Sat【コンサート/CONCERT】ローファイな韓国チルサウンドADOY …
  2. 台中市の和牛焼肉店2店で、期限切れの牛肉やタレ類の使用が疑われる件で、台中地方検察署は4月24日(水…
  3. 銀座の小顔・美顔専門サロン「Facia」が5月31日(金)まで「小顔マッサージ&フェイシャルコース」…
PAGE TOP