筆談の落とし穴 vol.55~「真面目」なのが、本当の姿!?

山本「あ~もうこんな時間か。年度末は忙しくてかなわんな。ん? 王くんもずいぶん遅くまで残ってるぞ。『お互い真面目だな』っとサラサラ」

 

「ギクッ! 〝真面目〟…本当の姿だって? まさか残業するふりしてネットサーフィンしてるのがバレたのかな…」

 

「待てよ、〝互い〟ってどういうこと? 山本さんも忙しいフリして実はサボってたのか~よし、さっき見つけた面白いサイト教えてあげよっと♪」

山本「王くんもついに本気で頑張る気になったか。この調子なら来年度はガンガン契約を取れるだろう。オレの厳しい教育の賜物だな」

 

説明しよう!

 「真面目」は中国語で「本当の姿、正体」という意味である! 日本語の〝真剣な態度、本気〟という意味とは異なり、一般的に悪い意味合いで使われる。ちなみに、日本語の〝真面目〟に該当する中国語は「認真」「真心誠意」「老実」「正経」などなど。

 会話中、山本さんは同じく遅くまで残業し仕事に真面目に取り組んでいる王くんをねぎらいたかったのだが、実は王くん、仕事をサボッてネットで遊んでいただけなのだった。そして「お互い」という言葉から、山本さんも仲間などと勘違いしたのだからさあ大変。

 王くん!山本さんは若い社員と違って、サボッたら仕事が進まず自分の首を絞めるだけなんだ。そんな山本さんにサボっていたことがバレたら、逆鱗に触れること間違いなしだ。会社で仕事せず遊ぶくらいなら、早く帰って身体を休めるか、山本さんの仕事を手伝って点数稼ぎでもするといいぞ!

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