台北の建國中学(建中)で行われた生徒の美術展にて、米同時多発テロ「911」を発想源とした作品が出品され、波紋を呼んでいる。
@中時新聞網
作品は「持続可能な建築をつくる─119ビル」と題し、当時攻撃を受けたビル群のイメージを用いた短編映像を含んだもの。閲覧者やSNS上で「何千もの家族の傷をからかうべきでない」と批判が相次ぎ、投稿が拡散した。
学校は問題を認め、当該作品を展示から撤去するとともに、観覧者や被害者に対し謝罪を発表。撤去後、展示場所には事件に関する資料を掲示し、生徒に対して歴史的背景の再学習と同情心の涵養を図る措置を取ったと説明した。
ネット上では「表現の自由と配慮の線引き」を巡る議論が沸き起こり、教育現場における題材選定と指導の在り方が改めて問われている。
(12月7日)



























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