ワクチンの混用は危険な傾向? WHO科学者が誤報を指摘

 COVID-19のワクチンで、1回目の接種と2回目で異なるメーカーが製造したワクチンを使った場合について、WHOの主任科学者が「混用は危険」と指摘したとの報道に対し、同科学者はこの度自身のSNS上で「報道は誤報」と訂正した。

 ワクチンの混用についてはイギリスなどですでに試験を行い、有効性が確認されている。WHOの主任科学者、ソミヤ・スワミナサン博士によると、CBC(カナダ)の取材に対し、ワクチンの数量が充足している国では十分なデータや根拠がないまま3回目の接種を検討する可能性があることに「危険な傾向」と発言。これが部分的に引用され、すでに混用を実施しているカナダには批判が集中した。

 中央流行感染症指揮センターでは7月14日(水)、この報道を受け「科学的根拠に基づき決定する」と発表。諸外国での混用試験を踏まえ、台湾でもAZ製ワクチンとモデルナ製の混用臨床試験を台大医院にて200人に実施する計画を明らかにした。結果は2~3カ月後に発表する予定。

(7月15日)

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