ワクチンの混用は危険な傾向? WHO科学者が誤報を指摘

 COVID-19のワクチンで、1回目の接種と2回目で異なるメーカーが製造したワクチンを使った場合について、WHOの主任科学者が「混用は危険」と指摘したとの報道に対し、同科学者はこの度自身のSNS上で「報道は誤報」と訂正した。

 ワクチンの混用についてはイギリスなどですでに試験を行い、有効性が確認されている。WHOの主任科学者、ソミヤ・スワミナサン博士によると、CBC(カナダ)の取材に対し、ワクチンの数量が充足している国では十分なデータや根拠がないまま3回目の接種を検討する可能性があることに「危険な傾向」と発言。これが部分的に引用され、すでに混用を実施しているカナダには批判が集中した。

 中央流行感染症指揮センターでは7月14日(水)、この報道を受け「科学的根拠に基づき決定する」と発表。諸外国での混用試験を踏まえ、台湾でもAZ製ワクチンとモデルナ製の混用臨床試験を台大医院にて200人に実施する計画を明らかにした。結果は2~3カ月後に発表する予定。

(7月15日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP