飲食店のイートインが開放された台北市では、8月3日(火).4日(水)の2日間に衛生局による店舗の立ち入り検査が実施され、32店で規定違反が見つかったことがわかった。
衛生局では店内利用がスタートした初日と翌日に渡り、市内257店に対し調査を実施。うち32店でスタッフの体温測定や店内環境の消毒の記録、また実名登録のための記入用紙を用意していないなどの規定違反がみられた。衛生局は違反のあった店舗に対し指導のうえ改善を要求、改めて再検査に訪れた際に改善されていなければ処罰するとした。アクリル板の設置や席の間隔などその他規定は遵守されていた。
一方、他市縣より一足遅れ10日(火)に店内利用を再開した嘉義縣でも、衛生局職員を総動員し所轄内の店舗調査を実施。違反店舗はなかったことが報告された。嘉義縣では7月末に工場でのクラスターが発生したことから店内利用解禁を見送り、関係者の検査を実施、全員の陰性を確認し10日(火)に再開した。
(8月9日)