筆談の落とし穴 vol.97~「低頭族」=「謙遜する人」?

「スマホはネットだけじゃなくて音楽も聞けるし、本も読めるし、もう手放せないや。『我是低頭族』っと書き書き」

山本「頭が低いだと? 日本のビジネスマナーを知っているのは評価するけどな、君の頭の低さはまだまだだぞ」

山本「しかしな王くん、俺もこっちに住んで大分長くなるが、頭を下げてばかりではいかんと学んだんだ!」

「何だろ、すごい熱心に語ってるけど、注意されてるのかなあ。そう言う山本さんだって、よくスマホいじってるじゃないか~」

説明しよう!

「低頭族」とは「常に下を向いてスマートフォンやタブレットなどを見ている人々」を指す比較的新しい中国語だ。日本で「~男子/女子」という造語が流行っているように、中国でもある特徴を持った人たちを総称する言葉として「○○族」という言い方がある。ちなみに2000年代頃、日本のカルチャーにハマった人々は「哈日族」と呼ばれた。
 なお、現在の「低頭族」は若者だけでなく、中高年にも広く使われる表現となっており、社会現象としてメディアでもたびたび取り上げられている。
 今回の会話で、王くんは自分が〝スマホ依存症〟であることを話したところ、山本さんは「低頭族」を「頭が低い、腰が低い」=「謙虚な姿勢で丁寧な態度を取る腰の低い人たち」とでも誤解したようだ。王くん! 山本さんにもう少し現代に流通する流行り言葉を教えてやってくれ。

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