筆談の落とし穴 vol.47 ~丈夫に「結實」した?

王「山本さん、なんだか最近マッチョになったような気がする。鍛えてるのかな。『身材很結實』っと書き書き」

山本「〝身体が結実した〟だって? オレの身体に実がなるわけないだろ。カビかコケが生えてるとでも? 失礼な奴だな」

王「山本さん、ちょっと怒ってたな。マッチョになったのが気に入らないのかな? わかった、痩せたかったのに細くならないで筋肉がついたからだ」

山本「王くんが空気も読めず、失礼な物言いをするってことは旧知の事実だが…しかしいくらなんでもこれは許せん。オレの服が臭いのかな…」

説明しよう!

 「結實」は中国語で「頑丈である、しっかりしている、丈夫である」といった意味である! 中国語でも日本語と同じく〝実を結ぶ〟という意味で使われることもあるが、その場合は「結果實」という言い方の方が一般的だ。
 会話で、王くんは山本さんの身体が頑強になったと感じたことを伝えたかっただけなのだが、山本さんは自分の身体にカビかコケでも生えてるんじゃないか、と言われたと誤解してしまった。
 王くん、山本さんの外見についてあれこれ言うのはやめておこう。それでなくても人の外見についてコメントするのは、昨今センシティブな状況だ。どうしてもというなら、ジェスチャーを交え笑顔で伝えるのがいいだろう。…それでも山本さんの君への信頼はないに等しいから、どうなるか責任は持てないが…。

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