筆談の落とし穴 vol.125~「袋鼠」=「カンガルー」~

 王「「この間デートで動物園に行ったけど、パンダが陰に隠れてて見えなくてガッカリ…。でもカンガルーも好きなんです。『我喜歓袋鼠。』っと書き書き」

山本「出たな、王くんの〝我喜歓〟シリーズ。毎回勘違いしてしまうから、今回こそはズバリ当ててやるぞ」

山本「〝袋鼠〟か…。〝袋のネズミ〟状態が好きってことか? そんなに追い詰められるのが好きなら、どんどん仕事を振ってやろうじゃないか」
王「なんかニヤニヤしているけど、山本さんもカンガルーが好きだったのかな? いや…なんか好きって表情には見えないけど…不気味な笑みだよ~」

説明しよう!

 「袋鼠(dai4shu3)」は「カンガルー」を意味する中国語である。「袋」はお腹の育児嚢を指し、「鼠」はネズミそのものではなく、四足の小動物を広く指す言葉として使われている。「松鼠(リス)」や「倉鼠(ハムスター)」なども同様だ。

 今回、王くんは動物園でカンガルーが気に入ったという話を伝えたかったのだが、山本さんは「袋鼠」を字面通り「袋のネズミ」と受け取り、王くんが追い詰められた状況を好む人物だったと誤解してしまった。おかげで王くんは山本さん考案の「仕事増量作戦」に巻き込まれそうな雲行きだ。

 山本さん、王くんが好きなのはあくまで愛らしい有袋類であって、こき使われることではないので、その「ズバリ的中」は残念ながら今回もハズレである。王くんも、ここは早めに動物図鑑でも見せて誤解を解いた方がいいぞ!

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