高雄市・美濃大峡谷で発覚した違法な土砂採取事件をめぐり、周辺農地で建設残土や産業廃棄物とみられるものが埋め戻されていたことが新たに判明した。検察と警察は背後に組織的な関与があるとみて、資金の流れを追っている。
@自由時報
捜査関係者によると、現場は美濃区成功段周辺の農地。立法委員と共に現地調査を行った地主の土地で、この地主も関与している疑いがあるという。
農地では巡回中の警察が建設廃材を確認。違法投棄の可能性が高いとして検察が捜査を開始した。現場の残土には有害物質や事業系廃棄物が含まれる恐れがあり、後日掘削調査も行われる予定。地元関係者によると、地主の女性は高雄市議の特別補佐を務めており、所有する農地は過去にも無許可の土砂採取で処罰されている。
(9月15日)