新竹市東区の高層マンションで5月26日(日)夜に火災が発生。住民ら351名は無事避難したが、救助に入った消防隊員2名が殉職した。
火災があったのは市内東区慈雲路にある28階建てのマンション。26日(日)22時55分に出火の通報を受け消防隊が出動した。殉職した消防隊員2人は酸素ボンベを装着してマンション8階から捜索を開始したが、濃煙に巻かれ方向を見失ったとみられる。2人は2階と3階の間の階段室で発見され、ボンベ内の酸素を使い切りマスクを外した状態だったという。
消防局及び鑑識員の調べによると、火元は地下1階の電気ケーブルで、回路のショートが原因という。階段室の排煙バルブは開いていたが、電気系統のショートにより排煙ファンが停止したとみられる。詳細な出火原因については引き続き調査中。
住民らは28日(火)、自宅に戻り家財を搬出、うち31戸110名は市政府の協力で宿泊施設に移った。
(5月28日)