若い人も日常的にお寺参りをする信心深い台湾人。恋愛成就や子宝祈願、試験合格に転職などなどあらゆる機会にお寺を訪れ神様のお告げを心頼みに暮らしている。
日本とは異なる参拝のマナーを学んで、旅行ついでにパワースポットを訪れてみてはいかが?
入る前に手洗い場で手を洗います。お寺の門は向かって右側から入り、参拝した後は左側から出ます。これは「龍進虎出(龍から入って虎から出る)」という原則に従ったもので、真ん中は神様の通り道とされています。(写真下)
また入る際には、門の敷居を踏まないようにすること。ただし足にけがをしているなど踏まずに入れない場合、神様はわかっているので踏んでもいいそうです。
境内に入ったらまず振り返って参拝。ここに香炉が設置されていることも多いので、線香をくべるとよいでしょう。
おみくじは「籤(チエン)」といい、おみくじを引くことを「求籤(チウチエン)」といいます。悩みや困っていること、願い事に対して神様の答えを求める、というわけですね。
参拝の際に名前と生年月日、住所を先に伝えるのは、神様にとって参拝者がどこの誰かを知る必要があるため。もちろん言語は問わないので、日本語で大丈夫。その後は自分の願い事をなるべく具体的に伝えます。「健康でありますように」よりも「病気をせず、風邪を引いても早く治り、元気で仕事に打ち込めますように」といった方が神様もアドバイスしやすい、とのこと。
「擲筊(ポエ)」を投げて2つとも平らな面が出ることを「兩陽面」といい、これは願いの内容がわかりにくく答えられないといった神様の意思表示。再度具体的に祈ってみましょう。また凸面2枚が出る「兩陰面」は、この願いをするに当たって適したタイミングではないということ。日を改めましょう。