疾病管理署は5月30日(火)、新型コロナウイルスの感染例が増加傾向にあり、6月にもピークに達するとの見通しを明らかにした。
同署の羅一鈞・副署長によると、この1週間における1日当たり平均感染者数は208人で、中・重症者数と合わせ、全土における感染例は1日当たり2万人にのぼると見ている。また現在流行しているウイルスは変異株の亜種で再感染率が高く、総数のうち3000~4000人が再感染と予測される。
同署によると、現在感染が拡大しているのはオミクロン変異株の亜種「XBB.1.16」で、1日当たりの平均重症者数が前週より3%増加しており、死亡者数も20人と微増していることから、明らかに感染が拡大。なお5月における感染累計数は4904例、うち49%の2416例がワクチン第3剤を未接種、さらにその70%が一度もワクチンを打っていなかったことがわかった。
(5月31日)