台北市動物園のパンダ「トゥアントゥアン(團團)」が今年8月に発作を起こし、台大付属動物医院にてMRI検査を行った結果、脳腫瘍の病変部が拡大していたことがわかった。
團團はオスのジャイアントパンダで、2004年にメスの「ユエンユエン(圓圓)」と共に中国から贈られた。圓圓は13年と20年にそれぞれ「ユエンザイ(圓仔)」と「ユエンバオ(圓寶)」を出産している。
團團は8月に動作緩慢や発作が見られ、9月18日に1回目のMRI検査を実施。その後再び発作が起きたことで、10月21日に再検査を行った。検査に伴い麻酔を使用したが、反応や回復時間の遅延などから今後は麻酔を用いての検査・治療を控え、投薬や栄養補給で体力増進を図る。また中国から専門家の派遣も検討されている。
團團は今年18歳になり、人間の年齢に換算すると60歳近く、病状が悪化すれば命に関わるという。
(10月26日)