国民投票の4案すべて否決 米産豚肉の禁輸、原発稼働など

12月18日(土)、計4項目に及ぶ国民投票が行われ、開票の結果4案すべてが反対多数で否決された。

国民投票は2004年、08年、18年の実施に続き今回で4回目。問われたのは、①ラクトパミン(肥育促進剤)を使用した豚肉の再輸入禁止、②新北市貢寮の第4原子力発電所の稼働、③液化天然ガス受け入れ基地移転、④統一選と国民投票の同一日程での実施、の4案。与党・民進党はすべて反対、国民党は賛成を表明していたが、いずれも反対票が半数を超過し否決された。

今回最大の焦点となったのは①のラクトパミン使用食肉の再禁輸問題。民進党は米国との関係強化を推し進めており、今年1月に輸入を再開した。これに対し国民党は「外国との関係を優先し、国民の健康を顧みない」として批判している。

また第4発電所の再稼働も否決され、電力の非核化が後押しされた。

(12月20日)

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