花蓮縣で発生した列車の脱線事故から7日目となった4月8日(木)、「全國火車駕駛産業工会」は発生時刻の9時28分から汽笛を5秒間鳴らし、犠牲となった運転士ら2人に敬意を表した。
國家運輸安全調査委員会の報告によれば、事故車両は衝突直前に急ブレーキをかけた形跡があり、2人が事故回避に尽力したのが認められる。現場は2つのトンネル間のカーブで、運転士は線路上に滑落した工事作業車を目視で確認してからブレーキを作動させたものとされる。
蔡英文・総統は7日(水)に行われた中央常任理事会の席上で、出席者らとともに犠牲者に黙祷を捧げた。また今回の事故を受け台鐵には安全管理の面からも改革が必須とし、政府が責任を持って取り組むことを約束。なお2018年の「普悠瑪号」事故後に行政院が提出した問題点の多くは改善済みと報告した。
(4月8日)