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隔離最終日はカウントダウン
ご近所さんとの再会に喜び
入国から10日後の深夜24時、ついに隔離が終了する。この日はもう1日中「あと10時間」「あと6時間」「あと3時間半」…といった具合に、時計とのにらめっこだった。
そして「あと1時間」! ここからが長かった。お風呂も入って明日の準備は万端。隔離が終わったらまずはコンビニに行こう、新発売の商品をチェックして、ジュースやアイス、スイーツ類を買うんだ! なんて意気込んでいたが、正直もう眠かった。隔離経験者らも私と同じように計画したものの、やっぱり寝てしまった、という人ばかり。イヤ私は出かける! その一心で乗り切った。
そして24時。逸る気持ちを抑え鍵と財布、スマホを持ち外へ出る。深夜の住宅街、眠い目をこすりつつ人っ子一人いない路地を歩きコンビニへ入ると店員が「あれ、しばらく見なかったね」と声をかけてくれた。ひさしぶりの会話に「帰国して隔離してたの~ん♪」と返し、日本のアイスを3つ買った。
翌朝10時、CECCからのテキストメッセージが届く。「隔離お疲れ(とは書いていない)! これから7日間の自主健康管理期間が始まるよ。2日目と4日目に鼻ほじり検査してね、その結果をSMSで14時までに返信してね。公共の場に行かないでね、でないと処罰しちゃうYO!」といった内容だ。そのほかにも例の健康状態を尋ねるメッセージも数回届く。
念のためまた通勤を控えテレワークを続行するが、隔離からの解放はやはりうれしい。まだ外食はできないものの、冷蔵庫の食材を買い足したり、コインランドリーで洗濯物を一気に乾かしたり、近所に住む顔なじみの犬猫に挨拶して回ったり。
そんな風にして健康管理期間も終わり、また日常へと戻ったのだった。
●備考
1.簡易検査方法
bit.ly/3tvRCwK
2.緊急外来受付病院
bit.ly/3tvRCwK
1.台湾から日本への入国措置
・ワクチン接種の有無に関わらず自宅待機不要、公共交通の利用可
・入国時の検査なし
・外国籍者は査証の取得が必要
2.PCR検査について
・日本入国に際し72時間前のPCR検査による陰性証明書を持参のこと。厚生労働省指定のフォーマット推奨
・所定のフォーマットをプリントアウトし、検査機関に持参のうえ記入してもらう(※+100元)※医師の署名、検査機関の名称が必須
→ 所定のフォーマットを持たない人も入国可能、ただし確認作業に時間がかかる可能性大
・0~6歳児も証明書の取得が必要
3.空港で
着陸 → 書類(PCR陰性証明) → 入国審査 → 受託荷物の受け取り → 税関審査 → 解放&移動
4.台湾入境のための作業
・海外渡航用陰性証明書を発行してくれる検査機関でPCR検査を受ける
※出発「2日前」、出発日の前々日以内のもの
・自宅隔離は「1人1戸」で3日間。同居者は一緒に隔離を行うか、共同スペースをもたないことで共住可能
※情報は6月10日時点でのものです