労働部が生活困窮者を対象に1人当たり10万元を貸し付ける救済ローンの受付が6月15日(火)にスタート。初日には12万件の申請がありうち5000件が、2日目は53万9000件中5万9000件が貸付条件をクリアした。いずれもオンライン及び各銀行での申し込みが殺到し、一部銀行では申請用紙を用意したほか、予約制を導入するなどし混雑緩和に当たった。
申請条件は20歳以上の台湾籍で労働保険に加入しており、2019年または20年の所得総額が50万元以下の場合。昨年申請した人も再申請が可能で、昨年はおよそ100万人が申請したが、今年は定員を50万人としている。オンラインまたは各銀行で申請でき、利率は1.845%で最初の半年間は無利息、貸付期間は3年とされ10万元を借りた場合の利息総額は1546元となる。
ネット上では「4つの銀行を回ったが借りられなかった」として去年より条件が厳しいとする声もある一方で、申請した翌日には振り込まれ、投資に回したといった声も寄せられている。
(6月16日)