交通部観光局は12月25日(火)、ツアーで台湾に入国したベトナム人152人が失踪したとの報告を受け、後続のツアーの受け入れを拒否、また発行済みのビザをすべて取り消す措置を執ったことを明らかにした。
台湾政府は2015年より、東南アジア各国からの観光客誘致を目的に、団体客に限り観光ビザの発給を簡略化する措置を実施。ツアー主宰の東森旅行社によるとベトナム人は4つのツアーに分かれ、計153人で入国。23日(日)から徐々に姿を消し始め、25日(火)には引率者1人を除く全員がホテルに戻らなかったという。
その後の調査で3人がすでに出国済みであることが判明したが、行先は不明。また移民署は26日(水)、嘉義縣、彰化縣、新竹縣にてそれぞれ1人の身柄を確保している。
同署では不法滞在を援助する犯罪組織集団などの関わりがあるとみて、滞在や潜伏が疑われる場所の捜査を進めている。
(12月27日)