筆談の落とし穴 vol.99~「幽黙」=「ユーモア」

「この前初めて総務部の劉くんと食事したんですけど、彼の話はおもしろいんです。『総務部的小劉很有幽黙』っと書き書き」

山本「おお劉くんか、彼は仕事も早いし頼りになるよな。え、幽霊みたいだって、影が薄いって言いたいのか?」

山本「王くん、キミも人の悪口はほどほどにした方がいいぞ。冗談だとしても場合によっては通じないこともあるぞ」

「ん、どうして山本さんは怒っているんだろう。僕、何か気に障るようなこと言ったかな? え~、何も言ってないよう~」

説明しよう!

「幽黙」とは、英語の「humour(ユーモア)」の音に中国語を当てたもので、意味はそのまま人を和ませる冗談や話上手な人のことを指す。
 今回の会話で、王くんは総務部の劉くんという人物がユーモアがあって楽しい人だ、と山本さんに伝えようとしたが、山本さんは「幽黙」を「幽霊のように存在感が薄い」と誤解し、王くんが彼の性格や雰囲気を茶化し、陰口を叩いているものと受け取ってしまった。
 たしかに「幽」という字は「幽霊」や「幽閉」など、どこか不穏なイメージを含むこともあり、日本語話者には勘違いされやすい。
 王くん! 壁に耳あり、障子に目あり、だ。うっかり王くんが彼の陰口を言っていたなどと社内に広まったら、キミ自身がまずい立場になりかねない。早く山本さんの誤解を解いて汚名を晴らさないと、まずいことになってしまうぞ~!

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