桃園空港で7月9日(土)、イギリス籍の男性が帰国便の搭乗手続きを済ませた後、ターミナルの窓から脱出し「不法入国」するという出来事があった。
男性は2019年12月、90日間の観光ビザで来台。翌年3月に新型コロナが勃発し、ビザの自動延長措置により滞在を続けてきたが、ついにビザの期限が同日で切れることとなった。しかし男性は台湾で出会った恋人と別れがたく、桃園空港で搭乗・出国手続きを済ませた後、ターミナル内の封鎖された喫煙室のドアをこじ開け窓から脱出、恋人の住む高雄へ戻った。
航空会社は乗客が1名足りないことに気づき通報、監視カメラの映像から男性の〝脱走〟が発覚。また恋人の女性も男性を説得、同日夜出頭した。
関係者によると男性は不法入国により1~10年の再入国禁止となる可能性があるという。
(7月10日)