問
台湾の歩道には屋根がついた造りが多いですが、雨や日差しを防ぐ目的だと聞きました。ほかに何か特別な役割や特徴はあるのでしょうか
答
「騎楼(騎樓(Qílóu)/チーロウ)のことですね。もちろん雨や日差しを避けられる優れものですが、商いや暮らしが自然に混ざり合う台湾独特の半公共空間です
<解説>
台湾の街並みを特徴づける「騎楼」ですが、単なる「屋根付きの歩道」ではなく、建物の一部でありながら、誰もが通れる半公共の空間として機能しています。雨の日も傘いらずで歩けるのはもちろん、軒先には店の商品や椅子が並び、生活の気配がそのまま通りににじみ出ています。古い看板やタイル、昼夜で変わる光の表情を眺めながら歩くと、台湾の都市が「人の暮らし」を軸に作られてきたことが自然と伝わってきます。騎楼は実は台湾の生活と歴史が詰まった〝時をかける回廊〟。ゆっくり歩き、観光ガイドでは見えない台湾を楽しんでみてください。
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