【トリビア~ン台湾】Vol.163 時間の決まりが緩いのはなぜ?


今度、台湾人の友人から宴会に招かれたんですが、何時からか聞くと「14時以降なら何時に来てもいい」と言うのです。一体どういうことでしょう?


それはきっと「廟会」と言われる、寺社のお祭りではないでしょうか? 「廟会」は「流水席」で行うので、時間の決まりが緩いんですよ。

<解説>

  「流水席」とは、神さまの誕生日など特別な日に催される宴会で採られる方式で、参拝者がお腹を満たすことを目的としています。赤い大きな円卓を「廟」の周囲に出し、近隣に住む参拝者、いわゆる「檀家さん」は好きな時間に来て好きな席に座って食べて飲み、お腹が膨れたら好きなタイミングで帰ってよいのです。メニューは「お腹を満たす」目的に合わせて、焼きそばや焼きビーフン、つみれスープ、お粥などが多いですね。

 似て非なる「流水席」と「辦桌」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 屏東縣の恆春半島周囲に生息するサンゴ礁に、近頃の異常気象の影響で白化現象が進んでいることがわかった。…
  2. 王「新入社員のSくん、最近、女性社員に人気なんだよな。最初はパッとしなかったのに…ねえ、山本さん? …
  3. 高雄市にある食品会社が期限切れ肉を飲食店などに販売していた件で、衛生局は7月11日(金)、立ち入り捜…
PAGE TOP