筆談の落とし穴 vol.10 ~「馬馬虎虎」は馬鹿の親分?

説明しよう!

「馬馬虎虎」は中国語で「まずまずである、それほど悪くない」という意味である! 「いいかげん、大雑把」という意味もあるが、日本語の「馬鹿」とは何の関係もない。また「馬鹿」を指す中国語は「笨蛋、儍瓜」だ。

王くんは試験について「まあまあできた」と謙遜して言いたかったのだが、山本さんは王くんが試験の解答欄を1つ間違えたか何か、ばからしいミスを犯したと思い込んでしまった。山本さん! 「馬馬虎虎」を「馬馬鹿鹿」と言い替えても、誰にも通じないぞ。

ちなみにこの言葉の由来は宋代に遡る。ある画家が虎を描いている途中で「馬を描いてくれ」と頼まれ、虎の頭に馬の身体を描いた。その絵を見た2人の息子にも「虎だ」「馬だ」と好きに答えたことで、上の息子は誤って他人の家の馬を射てしまい、下の息子は虎に食われたという。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 昨年、過去のセクハラで告発され事実上活動を休止していた司会者・タレントのミッキー・ホアン(黄子佼)に…
  2. 日本のメディア各社が4月3日(水)に花蓮沖で発生した被災者のために設営された避難所の様子を報道、ネッ…
  3. 王品グループ傘下の飲食店2店で82人の食中毒が発生した件で、衛生福利部疾病管理署は4月9日(火)、一…
PAGE TOP