仏仕込みの本格ケーキ
大直駅から徒歩8分、昔ながらのアパート「公寓」が立ち並ぶ大直街沿いのケーキ店「ア・マ・ファソン」。同店のオーナー・パティシエ・郭さんは、スイーツの聖地・フランスで2年に渡り修業。彼女によるケーキはいずれも芸術的な美しさに目を引かれるが、その実台湾の新鮮なフルーツやハチミツなどを積極的に取り入れ、流行に流されずエレガントに仕上げてある。
2月中旬から季節限定で販売する「イチゴのミルフィーユ」(280元)は、手間のかかるパイ生地を朝から仕込むため、要予約で1日5個限定。キャラメリゼしたパイ生地に大湖産のイチゴと濃厚でリッチな味わいのディプロマットクリームの三重奏、一度は口にしたい贅沢な味わいだ。また苦みの中に微かな酸味を効かせたベネズエラ産チョコレートとラズベリームースの「カルパノ」(160元)、フィンガービスケットにカモミール風味のババロアとイチゴのムースで二層仕立てにした「シャルロット」(175元)など旬のイチゴを贅沢に堪能できる。
ケーキのお供には新感覚の無糖スパークリングティー「氣蘊茉莉」(150元)。ジャスミン香る強炭酸の台湾産烏龍茶は、キリっとした飲み口で、ケーキの甘さを邪魔せず爽やかに和らげる。
レモンタルトで原点回帰
創業当時から愛されている「檸檬タルト」(130元)は、酸味が少なく香り高い南投産の「香水檸檬」を使用し、鮮やかなオレンジ色のレモンフィリングをたっぷり入れた。ニンジンを食べて育った鶏の卵黄と同じ、自然な色合いなのだとか。
今回のゴチでは、ケーキを3つオーダーするとこの同店看板メニュー「檸檬タルト」を1つサービスする。
新スポットが続々オープンする内湖エリアを訪れた際には、本格スイーツの甘い香りに包まれ、ほっとひと息をつきに行こう
Info
住所 中山区大直街109號
TEL 02-8502-7710
営業時間 11時半~18時(ラストオーダー17時半、水・木曜休み)
席数 25席
予算 250元