横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客の間で新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がる中、2月19日(水)午後、台湾人5人を含む乗客500人が下船した。いずれも検査により陰性と判断されている。
同日、台湾駐日代表處職員が横浜大黒埠頭で下船者を出迎えた。21日(金)にも台湾政府が用意するチャーター機で台湾に戻し、帰還後は14日間の隔離が徹底されるという。
日本国立感染症研究所によると、同クルーズ船では乗客と乗組員3711人中、18日(火)までに検査を受け「陽性」と診断されたのは531人。乗客が466人、船員が65人で、うち255人は「無症状」の状態だという。なお感染者のうち5人が台湾人で、すでに下船し入院、治療を受けている。
乗客の出身地は50カ国以上に渡り、下船後そのままバスやタクシーで港を離れた。
(2月20日)