11月の豪雨で蘇澳のホテル「煙波大飯店四季雙泉館」の地下駐車場が浸水し、宿泊客の自家用車30台以上が損壊した問題で、ホテル側が示した補償案に対し、車主らで構成される被害者救済団体が受け入れを拒否。これについて宜蘭縣政府は12月3日(水)、消費者保護官による調停会議を開催し、ホテル業者に対し10日以内の新たな補償案の提示を求めた。
@ETtoday
ホテル側は、浸水被害を「不可抗力による災害」と説明し、宿泊費の免除や飲食・送迎サービスを提供した上で、車主には慰問金1万元、車両現値の35%の補償金、レッカー移動費の全額負担などの措置を提示。しかし被害者らはホテル側の提示した車両現値について「市場価格に基づいた評価ではない」と指摘し、より合理的な補償を求めた。
3日の調停には23名の車主が参加。縣政府の消費者保護官、消費者基金会、弁護士会の代表が同席し協議を行い、ホテル側に対し13日までに新たな具体的補償案を提示することで一致した。ホテル側は「誠意を持って補償額の引き上げを検討する」としている。
(12月3日)

























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