11月24日(土)に行われた統一地方選及び国民投票に伴う混乱を受け、中央選挙委員会主任委員の陳英鈐が25日(日)、辞職を表明した。
投票所では30分~2時間待ちの行列ができ、指定時刻までに行列に並んだ人が投票を終えるまで延長。そのためすでに投票を終えた投票所では先んじて開票を始め、行列に並んでいる人がスマホで開票状況を見ながら投票を待つといった事象も発生した。台北市長選に至っては翌25日(日)3時に当選者が確定するなど、大幅な遅れが顕著だった。
これを受け行政院の報道官・谷辣斯・尤達卡は、今回は投票者が多く事務作業も煩雑だったと説明。早急に公認の主任委員を選出し、今回の経験を次に生かすと述べた。
投票当日、ネット上では台中市の投票所にて記載台の仕切りが設置されていないのを発見した人が選挙委員会に連絡を試みたが、電話が繋がらなかったケースや、台南や雲林の投票所で一部の投票用紙のみ配布するといった状況が発生しているとの声も寄せられた。
(11月28日)