卓榮泰行政院長は8月24日(月)、大規模な内閣改造を発表。行政院や国家発展委員会、経済部、衛生福利部など計16ポストが入れ替わり、政権発足以来最大規模となった。
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卓氏は新体制を「AI行動内閣2.0」と位置づけている。新任人事では、国発会主委に学界出身で中研院経済所研究員の葉俊顯氏を起用、経済部長には行政院秘書長の龔明鑫氏が就任。2人が「財経ツートップ」として政策を主導する。衛福部長には健保署長の石崇良氏が昇格、デジタル発展部長は林宜敬氏が就く。また、行政院副秘書長には僑委会副委員長の阮昭雄氏が転任する。
注目の新設「運動部」は9月に発足し、初代部長を東京五輪羽球金メダリストの李洋氏が務める。鄭世忠、黄啓煌両氏が次長となり、スポーツ振興を担う。さらに、原民会副主委には元プロ野球投手の陳義信氏が内定している。
今回の改造は、リコール投票で逆風を受けた与党が体制立て直しを図る狙い。卓院長は「新布陣で政策推進力を高め、国民の信頼に応える」と述べ、内閣刷新をアピールした。
(8月27日)