今年7月、屏東縣恒春鎮の萬里桐で浅瀬に乗り上げ保護されたオサガメが死亡していたことがわかった。
(圖/海保署)
海洋保育署によるとカメは体長115.5cmで体重130㎏。死後、カメを解剖したところ食道や胃の内容物に食物はなく、消化器官が異常に湾曲しており、X線で胃から大腸を突き破る釣り糸が見つかった。釣り糸が腸の蠕動運動により粘膜に入り込み、出血や腫れが起きたことで消化吸収機能を失い、長期的に食事ができなかったという。体内の多くの部位で脂肪の血漿萎縮が起こり、消化管の病変、急性敗血症を引き起こす壊死性腸炎を発症していたことがわかった。
(9月13日)
(圖/海保署)
(圖/海保署)