農業委員会の陳吉仲・主席委員は4月11日(火)、現在の鶏卵不足を受けた輸入措置を今年末まで継続することを発表した。
陳氏によると、今年と来年の台湾における鶏卵生産能力では国内の需要を満たすことができない見通し。農家の利益と食糧の安全目標を保障しつつ、鶏卵産業をアップデートしない限り、輸入が常態化すると見ている。
養鶏協会のデータによると、2・3月の鶏卵供給量は1日当たり平均10万4000箱。これに対し農業委の統計では最低11万1000箱と異なる数字を提示。これについて畜牧處では1日の生産量を12万箱まで回復する必要があるとし、来年の春を目標とした。
また近頃、買い溜めし賞味期限切れ、または期限間近となった卵を転売する人が出現。期限切れや腐った、傷んだ卵を購入してしまうことを恐れ、衛生機関での検査を望む声が聞かれる。これに対し食品薬物管理署は、検出は不可能だとし、食中毒予防のため生食を避けるよう注意を促している。
(4月11日)