米政府、無症状者の隔離を短縮 台湾は現状保持、再拡大懸念

中央流行感染症指揮センターは12月29日(水)の定例会見で、アメリカが新型コロナウイルス陽性者のうち無症状の人に対し隔離期間を10日間から5日間に短縮するとしたことに対し、台湾はこれに同調しない方針を明らかにした。

アメリカでは発症から3日までが最も感染力が高いという最新の研究結果に基づき判断したとしている。オミクロン株による感染拡大を受け、医療や鉄道・航空業界などで人手が不足し、現場復帰を早めるねらい。

また近頃、海外からの入国者の感染例が増加しており、アメリカの専門家も年明け1~2月には再び感染拡大が発生すると指摘していることについて、同センターの陳時中・指揮官は想定内とし、注意を促し、緊張感を持つよう呼び掛けた。

なお29日(水)の新規入国感染例は19人で、カザフスタンでの試合に参加した空手道選手団の感染者は13人となった。

(12月29日)

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