「防疫ホテル」への補助金 予算枯渇で延長を検討へ

交通部観光局は9月1日(月)、新型コロナウイルスの感染予防対策で隔離期間を過ごすための「防疫ホテル」に対し支給している補助金について、9月末まで延長する方案を行政院に提出したことがわかった。

同局では4月より隔離対策に協力する宿泊施設に対し、1泊につき1000元の補助金を給付。6月末までで2億8000万元の予算を用意していたが、7月から8月末までは支給額を1200元に引き上げたことであらに2億4500万元を上乗せした。しかしながら8月中旬時点でまもなく予算が底を突くとの指摘があり、予算を追加し9月末まで実施するか、または支給額を減らし年末までの実施かを含め議論される。

同局によると、現在「防疫ホテル」は1万0500室用意され、全土での平均利用率は70%、台北市では77%にのぼる。同局では観光業界への支援を目的とし、防疫ホテルへの参入を奨励している。

なお8月には台北市で、海外からの入国者697人が「防疫ホテル」でない一般の宿泊施設に滞在しているのが発覚。市政府は施設の処罰を検討する方針。

(9月1日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 屏東縣の恆春半島周囲に生息するサンゴ礁に、近頃の異常気象の影響で白化現象が進んでいることがわかった。…
  2. 王「新入社員のSくん、最近、女性社員に人気なんだよな。最初はパッとしなかったのに…ねえ、山本さん? …
  3. 高雄市にある食品会社が期限切れ肉を飲食店などに販売していた件で、衛生局は7月11日(金)、立ち入り捜…
PAGE TOP