11月26日(日)、新竹縣東部の尖石郷にあるキャンプ場のテントの中で母娘3人が昏睡状態に陥っているのが見つかり、母親の女性が一酸化炭素中毒で死亡した。同日未明に気温が下がり、暖を取ろうとコンロをテント内に持ち込んだのが原因とみられる。
@新竹縣府消防局
ほかのキャンプ客によると母娘3人は事件前夜、テントの外でコンロを囲み夜空を眺めおしゃべりを楽しんでいたが、21時頃テント内に入り就寝したようだという。キャンプ場のオーナーが翌朝になってもテントから出て来ないことを不審に思い中を覗き、横たわる3人を発見した。
女性の元夫と長男によると、女性はキャンプの経験が豊富だったという。現場で見つかったテントやエアマット、コンロなど設備はすべて女性が持参したもので、たびたびキャンプに出掛けていたことがうかがえるため、今回の事故について信じがたいとしながら、注意不足だった可能性を指摘している。残された2人の娘はまだ事情聴取ができる状況でなく、また母親の死も伝えられていないという。
(11月28日)