日本、アメリカの政府関係者が相次ぎ訪台することを受け、台湾国内では新型コロナウイルスの感染リスク拡大に言及する声がみら日米閣僚の来訪に特別待遇 陳部長「責任はすべて負う」れる。
アメリカのアザー厚生長官と日本の森喜朗元首相を団長とする訪問団はともに8月9日(日)、チャーター機で訪台。アメリカは新型コロナウイルス対策における協力関係の強化、日本は先日逝去した李登輝・元総統の弔問を目的としている。いずれも到着後14日間の隔離などはなく、蔡英文総統や陳時中・衛生福利部長との会談など外交職務をこなし、日本団は当日、アメリカ団は3日後に帰国した。
8日(土)の会見で陳部長は「自国でのPCR検査陰性を確認してから専用機で来訪する」「一般市民との接触はなく、接触者数も最小限に止める」と説明。報道各社が感染が発生した場合の責任について質問すると、陳部長はこれに対し「責任を負う」と明言した。
ネット上では厳格な予防規定を覆すとして「ダブルスタンダード」と指摘する声も。なお9月にはチェコのプラハ市長も訪台を予定している。
(8月10日)