今年2月、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期に、台北市予備軍指揮部の中佐が医療用マスク1箱6000枚を盗んでいたことがわかった。
検察は8月10日(月)、同中佐及び共犯の下士官の2名を台北地方検察署に出頭させ、取り調べを実施。同中佐は新北市の医療用マスク生産工場に生産監督者として配属され、任務期間中にマスクを盗んだことがわかった。
検察はさらに2人がマスクを転売・営利目的で盗んだものか、その後のマスクの行方を含めて調査を進めている。2人は不正行為防止条例に基づく公共物窃盗の容疑で、最短でも10年以上の有期刑に処せられる見込み。
なお国防部予備指揮部は、検察の追跡調査に全面的に協力するとともに「懲罰と刑罰の併用」の原則に則り2人を重罰に処する方針。さらに所属部門の指揮官及び上官を降格処分とした。
(8月12日)