台湾全域で1月10日(水)未明から冷え込み、南投縣の玉山國家公園では3時頃から降雪があり、7時時点で北峰に4.2cmの積雪となった。
北峰気象ステーションでは5時時点で2.5cmの積雪、5時20分に再び降雪があり9時過ぎまで降り続けた。玉山西北部、海抜2600mに位置する塔塔加園区でも霰が降り、高山部には一面の白銀の世界が広がった。同管理側は登山者に低温と歩道状況に十分注意するよう呼び掛けた。
一方台南市では昼間は20度前後、深夜・早朝は10度程度と昼夜の気温差に開きが見られた。台東市でも同日13度まで気温が下がり、路上の〝街友(ホームレス)〟が寒さに震える状況を回避するため、臨時休憩所を設営。休憩所は台東縣立体育館の一角に設置、人安基金は布団と寝袋、帽子、マフラー、外套を提供。2~3人が利用し暖を取った。高雄市でもホームレス避難所を設置、50人ほどが利用した。
(1月10日)