台北市北投区に住む男性が3月21日(土)北京から入境した際、提出した書類に虚偽の電話番号や住所を記載していたことがわかった。黃珊珊副市長は24日(火)、男性の名前「陳冊」を公開し、情報の提供を広く呼び掛け、同日夜、中正区南陽街のネットカフェで当該の男性を発見したことを明らかにした。副市長は虚偽情報の記載について、空港でなぜ身分証との照合などを行わなかったかに疑問を呈した。
統計データによると、台北市の自宅検疫対象者数は24日(火)時点で9212人で、自宅隔離は472人。うち73人が外出するなど、規定違反で処罰されている。
武漢市が4月8日(水)にも全市封鎖を解除することから、それ以降に台湾へ戻る人への管理対応にも苦戦を強いられるものとみられる。副市長は違反者の氏名など情報を公開したうえで早急な対応を図るよう求めている。
(3月25日)