今年の梅雨期がまもなく終わろうとするなか、気象局は6月18日(月)、今年5~6月の降水量が2000年以降で最も少なかったことを明らかにした。
気象局の統計によると、台湾全土13カ所の観測地点において、今年5~6月の総降水量はわずか246ミリ。最高記録である2012年の902ミリの3分の1以下となった。また月末にかけ大きく改善する見込みも薄いという。
一方、南西部では気流の影響を受け、連日大雨に見舞われている。19日(火)には10カ所余りの観測地点で、24時間の累積降水量が200ミリを超え「豪雨レベル」に達した。特に高雄や屏東一体が顕著で、屏東縣泰武郷では24時間で300ミリを記録。各地で道路が冠水したほかバナナなど農作物も水没、高雄市六亀、桃源区では土石流警報が発令され273人が避難した。また〝停班停課〟も発令された。
台南市では同日台鐡沿線で家屋に浸水、東区の地下道は地盤沈下により道路が陥没し、バイク3台が転倒する事故があった。
(6月20日)