屏東縣の食肉処理場で加工等を請け負う食品会社が、工業用の過酸化水素水を使用して豚の大腸を漂白し、全国に販売していた疑いがあることがわかった。
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屏東地検によると、同社は炎症や病変のある豚の大腸を漂白し、下請け業者に販売していたという。検察は10月1日(水)処理場を家宅捜索し、処理前の豚の大腸数百kgと過酸化水素の空き容器を押収。調べでは少なくとも約2トンが市場に流通したとみられ、流通経路の特定を急いでいる。
一部で「病死した豚」との情報も広がったが、農業部は3日(金)にこれを否定。問題とされたのは「工業用の過酸化水素を食品加工に使った点」であり、これが法令違反としている。高雄市衛生局によると、市内の冷凍食品業者「穩旺冷凍食品行」が合計126kgを購入し、うち90kgを自主的に廃棄。残る36kgは船舶向けの食材供給業者に出荷されたが、未使用のまま全量を回収したという。
(10月5日)