ワクチンの接種規定違反案件 関与疑いの職員ら異動・減点

 台北市衛生局の黄世傑局長が、先頃発覚した市内クリニックのワクチン接種規定違反事件に絡み辞職や休職を要求されていたものの、7月6日(火)午前の市政会議に出席していたことがわかった。

 事件は好心肝診所にて6月8日夜間に行われた接種対象者以外の一般人への接種と、同様に禾馨診所にもワクチンが規則に反して配布されていたことが発覚したもの。当時はクリニックでの接種及びワクチン配布は認可されておらず、柯文哲・台北市長は高嘉瑜・立法委員が関係していると指摘した。一方の禾馨診所は立法委との関連を否定、違反があれば処分に甘んじるとし罰金230万元、好心肝も同じく200万元のほか共にワクチン接種資格を取り消された。

 台北市政府では、前疾病管理科長などワクチン流出及び接種規定違反に関与したとみられる人物数名を異動、原点処分としている。黄世傑局長については両クリニックのさらなる調査期間中を休職としながら、重要な会議への出席のみが認められている状態。

(7月8日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台湾の2024年度の税収超過額が過去最高となったことを受け、立法院では各政党が超過分の国民還元につい…
  2. 宜蘭縣羅東鎮にある大手外食チェーン「馬辣集団」傘下のしゃぶしゃぶ専門店で、3月15日(土)の試営業開…
  3. 日本発の美容室「TRUTH」が、6月末までVIP会員の新規入会・更新キャンペーンを実施中。「入会費」…
PAGE TOP