【トリビア~ン台湾】Vol.89 檳榔

 

道端でよくカラフルなネオンで木の実のようなものを売っている店を見かけますが、あれは何ですか? 台湾人の友人に買ってはいけないと言われました。

 

 

それは「檳榔(ビンロウ)」ですね。ヤシ科の植物で、東南アジアを中心に嗜好品として知られます。噛みタバコのように噛んで、後で吐き出します。

 

<解説>

 かつては路上で果汁と石灰の混ざった赤い唾液をよく見かけたものですが、最近は少なくなりましたね。檳榔は植物ですが、これに石灰がまぶしてあり、噛むとアルカロイドを含む果汁と石灰が反応し、ニコチンと同様に興奮作用を引き起こします。しかし発がん性があるとして衛生福利部も使用停止を呼びかけていますし、特に若い世代には檳榔常用者を嫌う人も増えてきました。友人は恋人に「檳榔を止めないと結婚しない」と言われたそうです(笑)。

日本には持ち込めないので注意しよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP