翡翠色に輝く烏龍茶小籠包
イルミネーションに彩られる中山~雙連駅へと続く「心中山線形公園」。そこから東へ徒歩数分に位置する、1997年創業の小籠包の老舗「京鼎樓」長春店だ。
自慢の「小籠包」(210元)は観光客はもとより、地元民にも愛されている。豚肉餡と共に超薄の皮で包んであるのは豚足や豚皮から作った煮こごり。高温で一気に蒸し上げることで、これがコラーゲンたっぷりの豊潤スープへと変身する。
また近頃同店の新定番となっている「烏龍茶小籠包」(260元)は、皮に緑茶、餡に烏龍茶葉を練り込み台湾茶と小龍包が一度に味わえる。そのほか台湾産のヘチマと澎湖産角瓜、エビが入った「海老ヘチマ小籠包」(320元/各10個)はあっさりジューシーな味わい。
おひとり様ランチにも
点心以外の本格中華料理にも定評があり、大ぶりに切った鶏モモを香ばしいピーナッツ、唐辛子、ネギを合わせ甘辛く炒めた「宮保鶏丁」(300元)は、「台湾ビール18天」(140元/瓶)にぴったり。冬に甘みが増す「A菜炒め」(180元)、「キャベツ炒め」(160元)はシンプルだが、絶妙に芯を残した火の通し加減で家庭では出せぬプロの味。
実は、意外とおひとり様にもうってつけの同店。ぷりぷりエビがふんだんに入った「海老と豚肉入りワンタン麺」(150元)、練りゴマ入りのピリ辛「坦々麺」(150元)など麺類も充実している。今なら、5個入りの「小籠包」(105元)や「海老焼売」(160元)との組み合わせも可能。食後には、しっとりホクホクのタロイモ餡を閉じ込めた「芋泥小籠包」(110元/5個)で締めよう。
新年初のゴチでは、長春・樹林の2店で「全品20%オフ」と大奮発。観光客が少ない今こそ、家族や友人と本格点心を囲んで、2021年の幕開けを祝おう。
Info
住所
中山区長春路47號
TEL
02-2523-6639
営業時間
11時~14時半、17時~22時半(ラストオーダー14時半、21時半、火曜定休)
席数
140席、個室2(最大20人収容)
予算
500~700元
エリア
中山