筆談の落とし穴 vol.102~「口歯」=「滑舌」~

王「僕、滑舌が悪いのか、商談してる時に聞き返されることが多いんですよ。『我的口歯不清楚』っと書き書き」 

山本「清楚は前に覚えたぞ、確かはっきりしないって意味だったよな。うーん、歯並びがはっきりキレイじゃなくて気になってるってことか?」 

山本「そうだな、確かに王くんの歯はちょっと黄ばんでるしな。よし、午後は早退して歯医者に行って、クリーニングしてもらってくるといい」

王「…歯医者の名刺を渡されたけど、歯医者で発音矯正ができるってことですか? あ~、もしかして歯並びの悪さが原因なのかな」 

説明しよう!

 「口歯」とは、「滑舌」や「話しぶり」を指す中国語で、「口歯不清楚」で「滑舌が悪く、聞き取りにくい話し方」という意味になる。また「口歯伶俐(kou3chi3 ling2li4)」で「弁が立つ」「話が上手」と、肯定的な形容になる。 ちなみに日本語の「滑舌(かつぜつ)」という語も実は比較的新しく、1970年代頃にアナウンサー業界などで広まり始めたとされる。 今回の筆談で、王くんは自分の滑舌の悪さを打ち明けたのだが、山本さんはそれを「歯並びが悪く、口元に自信がない」と解釈した。王くんも、まさか「口腔環境の問題」と受け取られるとは思わなかっただろう。 とはいえ、実際に歯並びや噛み合わせ、舌の動きは発音や滑舌に影響することもある。王くん! これを機に一度専門医に相談してみるのも悪くないかもしれないぞ。もしかしたら、口元の健康と発音の両方が一気に改善されるかも!?

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