駅チカのひっそり居酒屋
台北駅から徒歩約5分、駅チカだが静かな裏通りの「渾水摸魚料亭居酒屋」は今年の2月にオープンしたばかり。
「店は小さいけど、お客さんが食べたいと思うものをできるだけ提供したい」と笑顔で語るのはオーナーの呉さん。北投の「加賀屋」のほか、日系のそば・うどん店などで修行を積んだ。居酒屋を選んだのは、新宿ゴールデン街の雰囲気に魅入られてとのこと。オープンして約半年、日本人のオフィスワーカーや家族連れがよく訪れるという。
日本人喜ぶサービス
まずは「サッポロビール」(160元)とオススメの「いか黄金」(79元)で乾杯。軟骨の弾力も心地よい「豚バラの醤油焼き」(149元)も食べやすいサイズに切られ、料理が揃うまでの一品に最適だ。
お次はサクサク感がスナック感覚でクセになる「キノコ揚げの盛り合わせ」(119元)。強めの塩味が酒飲みにたまらない。メインには、日本人に人気の握り寿司と刺身から一品ずつ、握り寿司盛り合わせ「竹」(400元)と刺身盛り合わせ「花」(500元/各8種)を。呉さん手作り(!)の醤油はほんのり甘みが効いて、九州スタイルなのだとか。刺身のホタテにはキャビアが添えられ、高級感も満点、大粒のイクラは口いっぱいに放り込み、贅沢な幸せを味わおう。今回は「刺身5種盛り」がサービスだが、追加必至のうまさだ。
酒類はビールにサワー、ウイスキー、日本酒は小瓶で飲みやすいスパークリングからしっかりした味わいのものまでを揃える。箸置きに糸ようじに、水ではなく麦茶(もちろん無糖!)を出してくれる日本人にとって痒いところに手が届くサービスもうれしい。気取らず、アルバイトのスタッフから突っ込みを入れられるほど気さくな呉さんの人柄もこの店の魅力のひとつだ。
Info
住所
大同区太原路79巷38號
TEL
02-2552-2956
営業時間
11時半~14時半(月曜休み)、17時半~22時半(金・土曜は~24時)
席数
24席
予算
1000元~