独創的な豚巻き串
様々なスタイルの飲食店がひしめく東区に、昨年2月突如として現れた「創作串焼 野崎」。ゆったりとしたロングテーブルが居心地良さを演出する店内では、串焼きをメインにフレンチやイタリアンにもヒントを得た斬新な創作料理が味わえると評判だ。
名物はレタスをギュッと巻いて豚肉で包み、食べ応えも十分な「レタス豚巻き」(130元)。太巻き寿司ほどの大きさで、レタスの外側は肉汁を吸ってしんなりと、内側はシャキシャキ。味も見た目もインパクト抜群のメニューだ。豚巻き串はほかに、とろけるチーズが絡んだ「チーズブロッコリー」(90元)や「天婦羅茄子チーズ」(130元)などチーズ系も人気。また、オクラやヤングコーン、メロンやイチゴ(!)など季節限定もチェックしておきたい。
驚き尽きない創作料理
今週は、同店自慢の「野崎スペシャル料理」から一品をゴチになる。迷うところだが、塊のランプ肉をローストしてからスライスし、さらにハンマーで叩いて薄く伸ばした「和風牛肉のカルパッチョ」(220元)が一番人気だそう。レアビーフがまるで生ハムのように赤く透き通り、たっぷりのネギと特製醤油だれ、ニンニクマヨでいただけばもう箸が止まらない。390元)は、豪快にかぶりつこう。鮮度は文句なしの魚介に、柚子胡椒や山葵、紫蘇ソースなど個性的な薬味を泡醤油がやさしくまとめている。そしてカニミソを出汁、卵と一緒にふんわり蒸した「蟹味噌豆腐」(220元)。ミソ特有の臭みもなく、濃厚な味わいにお酒がグイグイ進んでしまいそう。
さて、ほかのスペシャル料理はお楽しみ。そのほか定番の揚げだし豆腐や出し巻き玉子もひと工夫あって、驚きが尽きないはず。今月は「野崎」でお酒を片手に、新たな発見を楽しもう。
Info
住所 大安区忠孝東路四段216巷33弄19號
TEL 02-2779-0335
営業時間 18時~23時45分(ラストオーダー22時半、日曜休み)
席数 30席
予算 800~1000元