屋台から路面店に
近頃日系チェーン店やファストフードのお昼ごはんをテイクアウトするランチが続いてたけど、たまにはローカル飯が食べたいな…と思ってたところで思い出したのが、今回のお店「以馬内利鮮魚湯」。コロナ禍でやめちゃった旅行誌「たびオン」の朝ごはん特集で一度紹介したけど、シンプルでおいしくて人気のお店だったんだ。
場所は「善導寺」駅と「忠孝新生」駅のちょうど中間あたり、南側に一本入った小路にある屋台なんだけど、暑さも大分和らいできたし屋外の方が感染リスクも低いしいいかな~と思って出かけてみたら…ななな、ない! 何軒も並ぶほかの屋台はあるのに、以馬内利だけがない! 隣の店のおじちゃんに「以馬内利どうした?」と尋ねたところ、大きい通り沿いに店舗を構えて移転したよ、とのお答え。そうだったのか~。
角を曲がってみると、あるある小綺麗で質素な食堂! コロナのせいで規模を縮小したり、閉じちゃったりしたお店が多いけど、こうして路面に構えるようになったお店を見るとホッとするね。
魚がなければ五目を
店はお父さんとお母さん、お父さんにそっくりな息子さんの3人で切り盛りしてたけど、今日は若い女性がカウンターでレジ&オーダーを担当。お嫁さんかな? だとしたらこの店、めでたいことだらけで縁起いいなあ♪
さてさてオーダーしなくっちゃ。メニューは主食が炒麺か炒ビーフン、ビーフン麺がそれぞれ小30元、中35元、大40元。ウリは店名にもあるスープなんだけど、イチオシの「鮮魚スープ」(100元)は今日は売り切れてたよ…トホホ。お姉さんに薦められるがままに「什錦スープ」(80元)に変更。「什錦」は「五目」のことで、要はいろいろ入ってるよってこと。豚肉や豚レバー、モツ、イカ、カキがごろごろ入ってさっぱり塩コショウのやさしいお味。一緒に頼んだ炒ビーフンもネギにニラにもやし、魯肉飯みたいな挽肉の醤油あえが乗っててこれもさっぱりおいしい。
ところで店名の「以馬内利」ってのは旧約聖書に登場する人物「インマヌエル」のことで、「神はわれらとともに」という意味もあるらしいよ。オーナーさんがクリスチャンなのかな…インマヌエルって人が出てくる怖い映画があるけど、この話はやめておこう。
info
住所
中正区杭州南路一段3號
TEL
02-2351-5378
営業時間
7時~14時
席数
約20席
予算
約300元