住民投票により罷免が決定した韓國瑜・高雄市長が6月9日(火)午前、今任期最後となる市議会に出席。市長の支持者ら数十名が駆け付け、市長にエールを送った。
市長は6日(土)、市民による投票で罷免が確定。趙少康・元立法委員によると、国民党側では同意票数を54~57万票程度とみていたが、実際には93万9090票が投じられた。
議会後には「卒業スピーチ」を行い、現任議員らとの記念撮影を実施。カメラマンに笑顔を要求されると「笑えない」と拒否した。
罷免案に関し4月中旬頃、高雄市民40万人以上が市選挙委員会に市長の罷免投票実施を要求する署名を提出。既定の数量である有権者数の4分の1を超えていたため、正式な実施が認められた。市長や支持者らは当日までに撤回を求めたり、同意票を投じないよう積極的な活動を展開したが、努力もむなしく大多数の同意を得て罷免が確定した。
(6月10日)